社説:学生服、それとも私服?

 数ヶ月前、学生服を高校時代に着ているとファッションセンスが鈍るという調査結果がある会社から発表されていた。

 制服を採用するかどうかについては、米国では、公立高校で制服を導入したら、暴力事件が減るなどして学校の秩序が改善され、出席率も成績も上がり、教職員の負担が減り学校全体の雰囲気が一新されたということで、むしろ制服を採用する方向にあることも考慮に入れなければならない。

 アメリカではむしろ、良い高校では制服を採用し、そうでない高校では制服ではないという流れであり、日本とは逆なのだ。

 日本では既にアメリカで流行り出している考え方をとうの昔に知っていたからそうなっているとも言えるが、とりあえず、こういう逆の流れがあることを踏まえた上で、学生服と私服の単なる二者択一ではない道を提案したい。

 思うに、単純に制服をやめると米国での例の逆の事態が起こり秩序が乱れる危険があるので、月に一度ドン小西か、ピーコのような人に全校生徒のファッションをチェックしてもらい、学年ごとにトップ10を選出してもらい、選出された生徒に賞品をプレゼントするようなことをすれば良いのではないだろうか?

 また毎月のファッションチェックがあればだらしない格好をしているのがみっともないと感じる生徒が自然に増えてくるだろう。

 ここまでしてファッションセンスを上げてどうする?という意見があるかもしれないが、日本が今後何で食べていくかを真剣に考えるなら、ファッションも有力な食いぶちの可能性がある分野であり、そのことについては議論の余地がないとすべきだ。

 また、ファッションばかりに気を配るようになり、勉強に悪影響が出るという意見もあるかもしれないが、それこそ、文武ならぬ、ファッションと学業の両立をする努力をすることによって、脳のバランスがよくなると考えるべきである。更に、学校が楽しくなることによって脳が活性化し、学業にも好影響が出るのではないか?

 全ての学校がこうあるべきとも思わない。学校のあり方も多様性があっていいのではないかと思うのである。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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