家族シュミレーターで、子供の心を体験

家族シュミレーターの「Family growing」には、家族の誰かと同じ世代になってみて、楽しい思い出を作り、関係を深めようとする人々が訪れるようになった。

最近は、複数の人が同時にできる機種も登場して、家族みんなで体験しに来るケースも多いという。

記者が訪ねたときには、若いお母さんが5才の娘さんとやって来ていた。

話を聞いてみると、

「この子が生まれてしばらくは、夢中で子育てをしていました。
ところが、2才になる頃から、私がスマホ片手に子供の世話をするようになり、気付くといつもスマホを操作していました。
もっと子供と遊びたい、話しかけたい、読み聞かせもしてあげたい、と思うのに、スマホが常に優先になってしまうのです。

12月に2人目の子が生まれる予定なので、これからはスマホから少し離れて子供と楽しく過ごしたいと思っていたときに、家族シュミレーターの話を友人から聞き、体験してみることにしたんです。」

その後、このお母さんが夫と自分のデータをシュミレーターに入れると、4才の女の子が3Dで現れた。更に、自分のデータを再度入れて年齢を6才に設定すると、6才になったこのお母さんが3Dで現れた。一緒に来た5才の子も、自分のデータをお母さんに入れてもらい、7才になった3Dの姿で現れた。

そのあと記者は近くで待っていた。

シュミレーションが全て終わると、とても楽しげな2人が出てきて、お母さんがシュミレーターの中で起きたことを話してくれた。

「4才の未来の我が子と、7才の我が子と、6才の私で、夢中で遊びました。

まず砂場で山と海を作りました。山から海まで川を作り、水を流しました。
そのあとは泥遊びになってしまい、3人とも泥んこになって、大はしゃぎしながら思いっきり遊んで、この場面は終わりました。

次にしたのは、おままごとです。7才になった長女がお母さん役、私と未来の娘が娘役になりました。驚いたのは、スマホも無いところでのシュミレーションだったのもありますが、お母さんになった長女がまさに私がなりたかったようなお母さんだったことです。何度でも同じ本を、せがまれるたびに読んでくれたし、ゆっくりていねいに話しかけてくれ、子供の話もしっかりと聞いてくれました!
お母さんの作ったおやつを食べながら、3人でたくさん話しました。

童心にかえれたことと、子供の気持ちが良く分かったことで、これからの子育てはスマホとは距離を置けそうです。」

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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