いよいよ今年の新卒の就職活動が始まったが、その中で注目すべき動きとして、女子学生がヒールのあるパンプスを一切履かなくなり、ほぼ例外なくフラットシューズ（ヒールのない靴）を履くようになったことが挙げられる。
かつてはヒールのあるパンプスは女子学生の就職活動の定番中の定番だったが、普段はスニーカーなどの履きやすい靴を履いている学生にとっては慣れないヒールのある靴で長時間の会社訪問などをこなすのは苦痛であり、しばしばネット上でも話題になってきていた。
しかしこのほどの職場でのヒール・パンプス強制禁止法案の提出、衆参両院での可決・成立（施行は今年８月）を受けて女子学生の間で先取りしてフラットシューズに切り替える動きが起こり、瞬くまに広がったのである。
それほどまでに、ヒールのあるパンプスでの就職活動は苦痛だったということだろう。社員がイキイキしていなければ、未来に通用する製品やサービスを提供できないという最近の働き方改革の流れが、法案成立を受けて就職活動にも及んだことになる。
靴メーカーでは、就職活動に適したデザインのフラットシューズの生産が間に合わず、やむをえずスリッポンや、バレエシューズなどで代替する女子学生が増えているという。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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