昆虫の目で、世界を見よう

夏休みの宿題も、昔は昆虫採集、標本作り、昆虫の飼育と観察日記が多かったが、最近の子供たちの間では、昆虫の目線で毎日を見つめ、その様子を絵日記に書くのが人気となっている。

その道具として使われているのが "昆虫ビューセット" 。昆虫にカメラマンになってもらう、という発想から生まれたキットだ。
中には、☆直径5mmの完全防水超小型カメラ(ビデオカメラで、GPSによる位置情報も入っている)、☆カメラを貼り付ける両面シール (シールは、昆虫に害のないものとなっている)、☆シールを貼る場所( 昆虫の種類によりシールを貼り付ける場所が違うため) を描いた小冊子、☆2m× 1mのスクリーン、が入っている。

まず、カブトムシを見つけて、カメラを貼り付け、放してみよう。撮影された映像は、スクリーンに映し出される。朝になって、土にもぐりこむときの目の前の光景、夜出てきて飛び回るときの森の様子、樹液に集まるほかの虫たちのクローズアップされた姿などの映像だ。他の昆虫と闘う場合は、まるで自分が相手と闘っているような感覚になる。

このセットにはひとつ課題があった。昆虫が個人宅に迷いこんでしまったときのプライバシーの問題だ。これを解決するために、セットの中の超小型カメラは、一個ずつ、通し番号が付いている。また、5日間で撮影は終わるようになっている。更に購入時に、"決してプライバシーを侵害しません。もし、個人宅に昆虫が入って映像が流れた時は、そこでそのカメラの上映は中止します。"という誓約書に署名し、住所と電話番号も記入するようになっている。

最近このキットを使った、ある親子に出会って話を聞くことができた。父親は「昔、バグズ・ライフと言う映画を見ましたが、あの時のワクワク感がよみがえってきました。」 母親は「ホタルにつけてもらって、幻想的な光景を見てみたいです。」息子は「以前昆虫同士が戦うカードのゲームに夢中になったことがあります。でもこれは本物なのでもっとドキドキします!」と話してくれた。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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