再生する東京タワー

2012年にグランドオープンした東京スカイツリー(634m)、その経済効果をうらやんで2017年に建設された大通天閣(728m)。そんなタワーたちを見た小説「東京タワーだよ、おっかさん」で直樹賞を取ったリリ・フランケン氏が立ち上がった。

「1958年に竣工した東京タワーは戦後の日本の再生を象徴する貴重な文化遺産だ。このままでは、東京スカイツリーや大通天閣の出現で存在感が薄らいでしまう。なんとかすべきだ!」とリリ・フランケン氏が呼びかけた。

 彼の呼びかけに団塊の世代を中心とする「東京タワー再生委員会」が設立された。この委員会では再生のための策が数多く検討された。
 たとえば、ピサの斜塔やロンドンのビッグベンのように傾けて話題を呼ぶ、全身を着ぐるみで覆い333mの「ノッポン」(東京タワーのキャラクター)にしてしまうと言ったアイデアが出された。

 そうしたアイデアの中で最終的に選ばれたのは、現在の東京タワーの足元にジャッキを設置し、現在の3倍の高さである999mまで持ち上げるという案だ。
 技術的に難易度が高いとの議論もあったが、戦後日本の再生を牽引した日本の土木建築技術力を象徴するためにもカタチを変えず高さを上げるのがベストであるとされ最終的に選択されたものだ。
 竣工は2020年5月を予定している。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

底上げっていうアイデアが素晴らしいです。不可能じゃないですからねえ。デザインさえ良ければOKですよね。

オラクル (日付:

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