中国新華社通信によると、昨年の中華人民共和国で誕生した赤ちゃんの性別は、5対1の割合で男児が多かった。一人っ子政策の中でも、中国人カップルはもともと文化的背景から男児を欲しがる傾向が強かった。そして実際に生まれる赤ちゃんの男女比が2対1をこえたのは3年前のことだ。それがここ3年でどんどん進み、とうとう5対1にまでなった。
背景には、5年前に米国ベンチャー企業が開発した、性行為に先立って膣内に塗るだけで男女産み分けが可能となるゼリー状薬品の普及があるようだ。同薬品には当初から倫理面での問題点が指摘されており、性染色体に遺伝病を有するカップルが産婦人科で処方される場合に限るとの制限があった。
が、あっという間に同薬品がネットオークションに並ぶようになり、世界中で類似品の開発も盛んになってしまった。なぜネットオークションに同薬品が売られるようになったかに関しては、産婦人科で同薬品を処方してもらった患者が余った薬品を売った説、開発者チームが密かに売った説など様々な説があったが、不明のままだ。そして需給関係から同薬品が高値で売れ、また同薬品の成分分析から類似品の開発が進んでしまった。
こうした薬品が燎原の火のごとく、ここ2,3年で中国内に広まった模様だ。この赤ちゃんの男女差が、将来に禍根を残すことが心配される。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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