2016年から政府が行ってきた家具の転倒防止の無料サポートでは、これまでに約7割の世帯が家具の転倒防止器具の設置を完了した。
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7割と言えばかなり高い設置率ではある。しかし当時これが出来なかったのが主に高齢者の世帯だった。情報が十分に届かなかったり、高齢のため申し込みの手続きが出来なかったことが理由だった。
そこで今回、キョクホク製薬が「防災用品・非常食お世話サービス」の一環として、家具の転倒防止サポートを開始したのだという。
キョクホク製薬の「防災用品・非常食お世話サービス」は各家庭に非常食などを置き、毎年巡回して、古くなったものを回収し新しいものに取り換えるサービスだが、この巡回の際に、家具が固定されているか職員が点検する。
固定がされていない、または不十分な世帯においては、キョクホク製薬の社員が政府の無料サポートの申し込みを代行、必要な器具を持って再度訪問する。器具代や出張の人件費は、政府が現在でも無料にしているため、設置が終わるとキョクホク製薬が政府から支払いを受けることになる。
更に「防災用品・非常食お世話サービス」では、1セットあたり2万円支払うことで、翌年以降も期限切れに近い食料や、中味の減ったカセットガス等を交換してもらえるのだが、このときに転倒防止器具も、ゆるみなどの点検をした上で、問題があればその場でしっかり取り付け直してくれる。
また、新たな家具があるときも同様に、転倒防止器具を設置しに来てくれるという。
マンションごと、ビルごとキョクホクのお世話サービスに加入しているケースでも、家具やオフィスのコピー機、ロッカーなど大小様々なものをしっかりと固定してくれる。
あるビルのオーナーは、
「うちのビルは耐震構造で新しいため倒壊の危険はほぼ無いものの、高層階では揺れが大きくなるため、置いてあるものの転倒防止をしっかりとしてほしいと各事業所にお願いしていました。
しかし、意外といろいろな形のものがあるもので、自力で固定するのは難しい場合もあると聞きました。大工さんに、ちょっと頼んだほうが早いものなんかもあるけれど、どれがそういうケースなのかよく分からない。
今回キョクホクのサービスにビルごと加入したので、固定方法の見極めから丸ごと頼めて助かっています。」と話している。
オフィスに新しい家具や器具が入った時も、その都度連絡すればキョクホク製薬の社員が訪問し、政府の転倒防止サポートを利用して、適切な器具で固定をしてくれる。
政府は2017年より、事業所においても家具、器具の転倒防止をサポートしている。一事業所あたり20万円までは国が転倒防止対策を補助することになった。
キョクホク製薬の参入により、今まで行き届かなかった世帯や事業所でも、家具の転倒防止が徹底することが期待されている。
政府は今から2年後には、90%の世帯で転倒防止対策が完了することを新たな目標にしているという。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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