英語が得意な芸者が増える

 桜の美しい季節になってきた。東京の隅田川には、夕方には屋形船が多数浮かび、花見をしている人たちが目に留まる。浅草や東京スカイツリーの観光とあわせて、美目麗しい、日本を代表する風景だ。ここのところ目につくのは、外国人のおじさんたちが屋形船を借り切って芸者遊びをしている風景だ。

 それを取材してみると、隅田川の川べりの向島の芸者さんたちが動員されていることが多いようだ。近頃、芸者のメッカ、向島には英語が達者な芸者が増え、彼女たちが外国のエグゼクティブの接待を仰せつかっているという。

 なぜ向島に英語が達者な芸者が増えたのだろうか。どうやら、彼女らは山梨国際空港周囲の温泉街で英語の訓練を積んできた人たちがメインだそうだ。約5年前にリニア山梨駅とそれに接続する山梨国際空港が完成して以来、山梨では外国人向けに「温泉&芸者」ツアーがはやってきた。彼女らは山梨で外国人づきあいの訓練をして、満を持して向島に移って高給でエグゼクティブの接待をしているようだ。

 大和撫子が外人に媚態を売る姿を見ると、日本男児の記者としてはやや情けなくなる気持ちもなくはないが、これからは日本も観光都市としてアピールしていく意味では歓迎していきたいところだ。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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