東京東海大学精神衛生研究所は９日、認知症の治療法として、週に１回遊園地に行き、ジェットコースターに３回以上乗るという方法が有効であると発表した。
同研究所の研究によると、ジェットコースターに乗ると、胃の知覚神経が刺激され、それが脳へと伝わり、短期の記憶や学習機能に関わる脳の器官「海馬」の神経細胞の機能が改善したり、再生したりすることがわかった。 実際に、認知症の患者１００名を毎週遊園地に引率して、ジェットコースターに乗せる実験を３カ月間行い、対照群１００名と比較した結果、聞き取り調査で、認知症の症状が有意に改善することを発見したという。
同研究所の前神大平所長は、「ジェットコースターに乗って胃が刺激されるのに加えて、楽しい気持ちになることが効いているのではないか？今後はジェットコースターを用いた認知症の治療法を真剣に検討していくべきだろう。」と述べている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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