九州にある蛍谷村は、2018年に国の教育特区の指定を受けていたが、今回この制度を利用して大自然学習型のフリースクールを誘致した。
蛍谷村には渓谷があり、初夏には谷に数万匹の蛍が飛びかう。清らかな水が流れる、まさに大自然と呼べる環境にある。
過疎化に悩む市町村は全国に多くある。企業や学校の誘致を試みる自治体もあるが、補助金や税制上の優遇だけでは人が集まってくるシステムになりきれておらず、解決の糸口を見い出したい自治体が、お互い連絡を取りながら知恵を出し合っている状況だ。
蛍谷村の申請した教育特区は、フリースクールの教育を通常の私立学校と同様に扱うもので、学習指導要領の通りのカリキュラムでなくても認められるという。
蛍谷村の村長は、「大自然は、過疎化した地方ほど豊富に持っている資源です。フリースクールの準備と同時に企業のサテライトオフィスを作るなど働く場所をつくり、家族が一緒に引っ越してこられる環境を整備しているところです。」と語った。
サテライトオフィスは、日常業務を遠隔地で行うだけでなく、災害時のバックアップがその大切な役割だが、日頃からスタッフ同士が交流することで、今まで全く接点の無かった企業と企業がつながるきっかけもできるようだ。また、自然の豊かな静かな環境を生かして、新たな企画を考えたり、研修をするのにも使える空間となる。
今回の誘致に関して、他の自治体からも見学の申し込みがあったという。今後の展開に全国の過疎地を抱える自治体から関心が寄せられている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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