特集:婚活の鉄人に聞く、勝ち組になるための秘訣

 婚活の世界では、何はともあれ、とりあえず結婚できた者が勝ち組だ。今回は、10年で300回のお見合いと、600回の婚活パーティをこなし、婚活開始から10年と4ヶ月22日でやっと結婚することに成功した、「婚活の鉄人」こと「諸岡哲司」氏にインタビューを試みた。

本紙(以下「本」):「10年も頑張るとは、本当にすごいですね。」

諸岡(以下「諸」):「いや、マジで辛かったです。最初は10年もかかるとは思っていなかったんです、正直。私は低身長、低学歴、低収入の最悪の条件でしたから、女性から侮辱的なことを言われることが結構あり、へこむことがかなりありました。でも、負けず嫌いの性格が幸いして頑張ることができました。」

本:「そんな中、ご結婚することができたわけですが、同じく婚活をしている人たちに何かアドバイスはありますか?」

諸:「最終的に私が気づいた最も重要なことは、『敵を知る前に自分を知れ』っていうことです。自分というものを知らなければ、合う相手もよくわからないですから、なかなか難しいです。私も最初はそれができず、自分とは合わない人ばかり求めて失敗していました。意外に自分を知るというのは難しくて、それができるのに10年かかったわけです。あとで観察していたら、自分をよくわかっている人というのは結構早く結婚できてるんですよね。」

本:「なるほど~ やはり自分なんですね、大事なのは。あまり卑下する必要もないけど、等身大の自分というものを知る必要があるというのはよく分かります。ほかに何か秘訣みたいなものはありますか?」

諸:「うーん。一概には言えないことなんですが、1つだけ。これは、なぜそうなるのかわからないけど、婚活を始めた最初のころが、良い人に一番たくさん会えた時期のように思うんですよね。だいたい最初の2ヶ月くらいが一番良かったんです。このころは私もフレッシュな感覚でやってましたから、もしかしてそれでフレッシュな人を引き寄せていたのかもしれません。そのあとは、私が婚活に慣れて、いわば「スレ」て行くのと時を同じくして、お会いする人もどんどん婚活慣れした、「スレた」女性が増えていきました。だから、早く結婚したいと思うなら、最初のころに決めてしまうのが一番いいんじゃないかなと思います。」

本:「なるほどね。『お見合いで一番良かったのは一番最初の相手』っていう有名なジンクスもそれなのかもしれませんね。でも、人間誰しも最初がいいと、『もっといい人があらわれるかも。』って思ってしまうものですよね。欲望がどんどん拡大してしまう。そこらあたりについてはいかがでしょうか?」

諸:「うーん。僕はその欲望拡大の流れにそのまま乗ってしまった口なのでなんとも思えませんが、あらかじめそういう話を聞いていればもっと早く結婚できたかもしれません。まあ、今の奥さんとものすごく幸せになってますから、結果オーライではあるんですけどね。(笑)」

本:「くれぐれも、自分の欲に振り回されないようにしなければならないんですね。分かりました。最後に一言どうぞ。」

諸:「婚活中のみなさん、絶対あきらめてはダメです。『必ず自分に合った人が現れるっ!』って信じて婚活を続けて行ってください。私は個人的には婚活はした方がいいと思いますよ。『婚活なんておやめなさい』っていう本が最近流行ってますですけど、あれも良く読めば、もっと戦略的な婚活をしろっていうニュアンスの本ですからね。表題だけ読んで婚活をやめるなんて馬鹿なことしないでください。
 あー、そうそう。あと、あんまり深刻に、『この人と一生一緒に暮らす』とか考えないのも大事ですよ。『ダメなら別れればいい』くらいじゃないと結婚は無理です。」

本:「ありがとうございました!」

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン