日本時間の10日13時、世界初となる金星への有人宇宙船が、金星への着陸に成功した。着陸に成功したのは、日本人2人を含む21の国と地域からの151人を乗せた民間宇宙船「ビーナス1号」である。昨年11月に打ち上げられていた。金星へは過去にNASAなどの公的機関による有人飛行もなく、史上初めて民間での飛行が初の有人飛行となった。乗員には5歳の子供から97歳のお年寄りまでが含まれる。イタリア人の88歳の男性が金星の大気圏突入時に宇宙船にかかった重力で気分を悪くして休養しているが、その他は健康だという。
宇宙船は、金星表面の最高500℃という高温・90気圧の高圧に耐えるため、ステンレス製で、窓はない。しかし、日本のベンチャー企業が開発した、1000℃・150気圧まで耐えられる特殊なプラスチックのカバーに覆われたビデオカメラが備わっており、船内から金星の様子を確認できる。また、宇宙服も800℃・120気圧まで耐えられる特別な素材で作られた。
着陸したのは、金星の最高峰であるマクスウェル山で、標高が高いため、他の地域と比べると過酷ではない。日本時間15時の気温は377℃、気圧は46.3気圧だ。乗客は宇宙船を使って星内を探検し、要所では宇宙服を着て外に出る。ただし、分厚い硫酸の雲で覆われているので、天体観測はできない。金星には今年6月まで滞在し、11月に地球に帰還する予定。
金星にいる知人と連絡を取るには、協定世界時19時から22時(日本時間午前4時から7時)までの自由時間に、ビーナス1号の公式サイトから投稿すればよい。また、地球にいながらVRで金星を体験することもできる。ただし、通信に数分タイムラグがある。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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