震災復興新サービス「玉手箱」始動 (未来新聞 東日本復興活動「二〇三三五」第七十八番)

未来新聞株式会社(代表取締役社長 森内 真也)は、2012年1月5日、同社の運営するWeb サービスを利用し、東日本震災復興に特化した新サービス「玉手箱」を発表した。

ネットユーザーが、未来の出来事を想像してそれを記事の形で書き込んだり、それに対してコメントしたりすることができる従来のサービスをベースに、個々の復興アイデアに共鳴した複数の個人や団体が、下記五つの支援内容を投稿できるようにした。

1.人手(各現場での)
2.モノ(土地含む)
3.ノウハウ
4.リ​アルタイムな情報の発信×受信およびその整理
5.志金

各未来記事にある内容の支援を受けたい個人や団体は、その記事に追加希望事項や懸念事項を投稿する。

織り込まれた内容を参考に、子記事が樹形図状につながっていく。

複数の個人がアイデアを出し合い、先を見通した長期的な視点から復興支援をサポートする新しい形の東日本復興活動ウェブサイトが、新年早々に誕生した。

昨年は、「マイプロジェクト元年」と呼ばれるようになった通り、震災後、ウェブを使ったプロジェクト型の支援活動(※)が活発になされた。

Readyfor?を皮切りに、震災復興支援に特化したOrizuruや、面白いプロジェクトを引っ張ってくるCampfireなど、米国発のプロジェクト共同購入モデルに対し、日本発の1クリック寄付モデルGrow!のような新たな形態も出てきた。

共同購入モデルは、各プロジェクトサイトに募集期間があり期間内に志金が集まらなければ中止になる上に、そもそもの企画を変更することができない仕組みだ。

「深く共感します。彼らの活動はとても尊く、無くてはならない取組であり、さらなる発展を願います。一方で、復興プロジェクトに関して言えば、立案スピードが遅すぎる実情から、長期的に被災地を支援できる体制を築くためには、プロジェクトをアイデアベースにして、ある程度以上の未来への枝分かれを見える化すべきと考えました」こう語るのは玉手箱立案者のteru.a.key氏。

「公的資金のほとんどはインフラ整備に回り、産業・社会・文化育成には地域での創意工夫と共に、多くの日本国民の協力が必要です。」

「私たち個々人の地道な日々の想い、努力を無駄にせず見える化させることで、より科学的に効果的に、そして情熱的に復興活動を進めるために、玉手箱を始動させるに至りました」とteru.a.key氏。

震災復興関連の寄付やプロジェクト型ソーシャルクラウドファンディングなど、様々な活動はされているものの、情報を一元管理するサービスや動きが昨年9月時点でも生まれてこなかったため、「結果的に、玉手箱でも収集できるようになればいいのですが」という。さらにこう続けた。

「ある程度の未来まで枝分かれが進んだ後、被災者が何をどの程度享受するかを、その枝分かれの中から支援内容選び抜き、一本の絵巻を提示する。これをもって復興支援活動の開始とします。」

「玉手箱は、長期的視点から取組が必要な震災復興活動の海図を、日本人の叡智を集め創造し、見える化させることを主目的とする流動型建知盤であります。」

玉手箱と言えば、一般的な浦島太郎の話では、浦島が、龍宮城からの帰りに乙姫から「何があっても絶対に開けるな」と言われ受け取った禁断の箱。浦島は結局禁を破って箱をあけてしまい、箱から出てきた煙を浴びて年寄りになってしまう。

玉(たま)とは魂(たま)で、手はその方向や場所を占めす語である。

原発というパンドラの箱を開けてしまった私たち人類には、やらなければならないことがたくさんある。魂と魂の結びつきを加速させ、まずは東日本の復興を軌道に乗せ、日本全体、さらには世界全体の課題解決に、確固たる信念で挑戦する構えが求められる。

ウェブを使ったプロジェクト型の支援活動(※)

・日本初のクラウドファンディングサービス「READYTOR?」
(https://readyfor.jp/)

・震災復興支援プラットホーム「Orizuru」
(http://orizuru.hiking.to/)

・“見返りは感動や体験”マイクロ・パトロン・プラットフォーム
「CAMPFIRE」(http://camp-fire.jp/)

・1クリック寄付モデル「Grow!」
(http://growbutton.com/)

・クラウドソースの復興支援マップ「sinsai.info」
(http://www.sinsai.info/)

・「無事情報」を集める「buji.me」
(http://www.buji.me/)

・アーティストたちによる復興支援「kizuna311」
(http://kizuna311.com/)

・被災者への住宅提供のマッチングサイト「roomdonor.jp」
(http://roomdonor.jp/top.html)

・ツイッターと連動した献血プロジェクト「400L for Hope」
(http://www.littleshotaro.com/400LforHope/)

・被災地に情報メディアを設置する「Life Tweet Project」
(http://www.ltpj.org/)

・子どもたちの笑顔を投稿するサイト「PRAY&SMILE FOR JAPAN」
(http://smileforjapan.wsx2.net/)

・企業のための支援表明サイト「できること」
(http://dekirukoto.fm/)

・寄付に込められた想いを投稿する「I donated for Japan」
(https://www.facebook.com/idonatedforJp?ref=ts)

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

記事内URLに( )をつけたため、サイトにジャンプできませんので、下記に改めて記載致します。

・日本初のクラウドファンディングサービス「READYTOR?」
https://readyfor.jp/

・震災復興支援プラットホーム「Orizuru」
http://orizuru.hiking.to/

・“見返りは感動や体験”マイクロ・パトロン・プラットフォーム
「CAMPFIRE」
http://camp-fire.jp/

・1クリック寄付モデル「Grow!」
http://growbutton.com/

・クラウドソースの復興支援マップ「sinsai.info」
http://www.sinsai.info/

・「無事情報」を集める「buji.me」
http://www.buji.me/

・アーティストたちによる復興支援「kizuna311」
http://kizuna311.com/

・被災者への住宅提供のマッチングサイト「roomdonor.jp」
http://roomdonor.jp/top.html

・ツイッターと連動した献血プロジェクト「400L for Hope」
http://www.littleshotaro.com/400LforHope/

・被災地に情報メディアを設置する「Life Tweet Project」
http://www.ltpj.org/

・子どもたちの笑顔を投稿するサイト「PRAY&SMILE FOR JAPAN」
http://smileforjapan.wsx2.net/

・企業のための支援表明サイト「できること」
http://dekirukoto.fm/

・寄付に込められた想いを投稿する「I donated for Japan」
https://www.facebook.com/idonatedforJp?ref=ts

teru.a.key (日付:

記事内の『情報を一元管理するサービスや動きが』は、アメリカで2013/7/23に始まった模様です。

2013年7月23日、クラウドファンディングに特化した検索エンジンを志向するオンラインプラットフォーム「Seederella(シーデレラ)」が開設されました。
https://seederella.com/

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36632

teru.a.key (日付:

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