サンタが空からやってきた

 昨日はクリスマスイブだった。全国、世界で様々な催しが行われたようだ。その中でもひときわ目につくイベントが、東京都のある離島で行われた。

 昨日の夕方、同島では空にサンタクロースが現れ、幼い子供のいる家にプレゼントを配り歩いたのだ。いや、「歩いた」ではなく「飛び駈けた」のであり、上空を舞うサンタクロースは、トナカイを従えていた。いや、実際はトナカイの形をした模型であるが。

 空のサンタクロースは、家々の庭先の上空約5メートルからプレゼントを落としていった。プレゼントは風船と綿菓子に加えて、プラモデルなどの小物が入ったセットだった。風船と綿菓子が入っているのは、ズドンと落ちないためだそうだ。また、煙突つきの暖炉のある家では、煙突の中にプレゼントが投げ入れられた。

 実はサンタクロースの中に入っていたのは、同島の町長(52)であり、空を飛べたのはタケコプターという名で知られる、ヘルメット型のヘリコプターを装着していたためだ。

 町長は言う。「過疎の島だけど、この島に愛着を持って、将来も残ってくれて島を良くしてくれるという夢を子供たちに託しました。こういうイベントは過疎の島でビルや電線が少ないから出来たのかもわかりませんね。あと、寒くないから。プレゼントを配るのに2時間くらいかかりましたが、北国でやれと言われると困るかも(笑)。好評だったようなので、来年もやりたいですね。」

 タケコプターは約1年前から、一部スキー場でリフト代わりに一般人の使用が認められるようになった。町長は去年、スキー場でタケコプターを使って飛行した際に、サンタクロースをやってみようと思いついたとのことだ。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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