海外の各ブランドが日本での売上を急激に伸ばしている。今やあらゆる分野においてブランド品以外売れないと言っても過言ではない。
1年半前に発売された「ブランド洗脳ビジネスが財布を開かせる」(鈴山茂樹著)がかなり売れたにもかかわらず、むしろ前よりもブランドが売れるのはなぜだろうか?
この現象について、消費生活評論家の宇治山公展(うじやま・きみのぶ)氏は、「これは今日、価値観が一層多様化する中で、贈答品をおくるような場面において相手に何を送れば喜ぶのかが予想困難になり、それを考える手間を省くためにブランド品を用いる需要が膨らんでいるものと思われる。また、経済状況が相変わらず悪い中で、いざとなったら換金できるような品物をいつも使っておいた方が安全という考え方が広がったものと見られる。これはブランド品がいわば貨幣に似た機能を持つようになったと評価しても差し支えない。高級ブランドメーカーが中央銀行のような、信用創造機能を持つようになったといえる。この状況からは、今後もブランドはますます力を強めていくことが予想される。」と述べている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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