チップカードと呼ばれる、従来の名刺大の4分の1の大きさのカードが人気だ。財布の中敷きに、田の字型に区切られた透明なフォルダーを入れれば、従来なら1枚のカードが入るスペースに4枚(表裏で8枚)のチップカードが入り、財布が軽くなる。が、チップカードでは銀行などのロゴとバーコードのみが印字されており、果たして自分のカードなのかどうか不安になるというクレームもある。
そこで、全国銀行協会は3日、来春からバーコードに代わり、メッセージコードを導入すると発表した。チップカードの表面に、「○○銀行」のロゴとともに、所有者の例えば山田太郎なら「山田太郎」と印字されたメッセージコードが付帯することになる。携帯電話その他でコードを読み取ると、口座番号その他の情報がディスプレイに表示されることは従来のバーコードと同様だ。また、チップカードの裏面にも、「カード使用上の注意」というメッセージコードが印字される。これは誰しも共通で、コードを読み取ると、従来のカードの裏面に印字されていたような諸注意が現れる。
メッセージコードは、バーコードの代わりにメッセージがコード代わりになるという利点があった。ただし、これまであまり普及してこなかった背景には、メッセージコードを必要とするような、狭い表示領域というのがあまり無かったからだろう。その点、チップカードは、狭い領域に銀行などのロゴと共に所有者を明確化させるコードが必要であり、メッセージコードとの相性が良いのかもわからない。メッセージコードつきのチップカードは、これからどんどん普及していくことが予想される。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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