数年前までは名刺大のサイズだった金融や小売店などのカードだが、その半分のサイズのものにとって代わることが浸透している。財布などのカード入れ1つに2つのカードを差し込むことができ、財布が薄くなることが一般に好評だ。さて、この好評を受けて、全国銀行協会は5日、来春から銀行カードをさらに半分のサイズにすると発表した。
半分の半分すなわち、従来の4分の1の大きさのカードとなる。コンピューターなどのチップと同様の大きさで、「チップカード」という名称になることも発表された。カードがこんなに小さくなると、口座番号その他の情報が読み取りにくくなるのが心配だが、そこはバーコードで対応するという。
チップカードでは、カードの表面に「○○銀行」というロゴとともに、バーコードが表示されることになる。携帯電話その他でバーコードを読み取ると、口座番号その他の情報がディスプレイに表示されることになる。なるほど、口座番号その他の情報は、普段は滅多に使用しないため、バーコードで代用させておけば十分だ。さらには、カードの裏面にもバーコードがあり、読みとると注意事項などが表示されるという。こちらの情報もバーコード対応で十分だ。
また、数年前から広まった「半分サイズ」のカードと同様、チップカードも、ATMなどにかざすとワンタッチでICカードが読み取られ、財布の中に複数の銀行カードがある場合には、タッチ後に画面上に「A銀行B支店口座番号・・・、C銀行D支店口座番号・・・」などとリストアップされ、その中から画面をタッチして選ぶことになる。
カードのサイズ縮小は、交通機関系のカードや小売店のカードなども追随していくことが想定され、将来的には財布がさらによりスリムになるだろう。これからは、カード入れのついた財布も、これに合わせて変化していくことが予想される。例えば、財布の中に、名刺入れのような両面が透明なビニールのフォルダーがあり、そこに表裏合わせて8枚のチップカードが入るようになるなど。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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