宮城県、岩手県の各市町村は、来月末に迎える東北文化の日(※1)に、大規模な復興アートイベントを開催する。
がれきを再利用したモニュメント建設について、地元住民、アーティスト、デザイナーなどが2ヶ月間考案してきたものを、10月29日(土)、30日(日)の2日間に渡り、全世界に発信する。
犠牲者の冥福を祈るとともに、これまでの支援への感謝、そして復興に向かい立ち上がる強い想いをアートの形で表現する取組で、8月末から被災者が自発的に考案し、ウェブサイトにアイデアを積み重ねてきている。
悲惨、絶望、地獄、一瞬で全てを奪い去った自然への、恐怖、怒りは忘れることはできない。世間の「頑張ろう」の風潮の中では、思いっきり泣くこともできず、ストレスフルな被災地の生活では、亡くした大切な家族との対話や遺志の思いやりも落ち着いてすることができない。先行きが全く見えない中で、「悲しみ」を抑圧した日々は続いている。
ただ、復興は、「これから」は、着実に進んでいる。
何千軒と家があったところが、今は全部さら地と撤去され集められたがれきの山になっている。否が応でも移り変わりゆく街模様に、地元住民が立ち上がった。「悲しみ」と「これから」の想いが交差する今を残したい。
横倒しになった船や、倒壊を免れた建物は、悲惨すぎる光景だが、これをアートで「希望」に変えることはできないだろうか。
宮城県県石巻市立大川小学校の生徒、親、教師達は、大きな大きな「悲しみ」の中で、歩き出している。google earthでがれきにまみれた映像を、校舎を大きなモニュメントにしてメッセージを見えるようにしたい。僕たちが立ち上がる姿を天国にいる友達や先生に届けたい。恐竜やアンパンマン、ドラえもんなどウェブサイト(※2)にはアイデアが集まりだしている。
つながりたい。
亡くなった大切な人を想う被災者、被災者を想う被災地の外の人間、亡くなった方を想う被災地の外の人間、被災地の外の人間を想う被災者、それぞれの魂が悲しみの中で、悲しみからこれからの新しい社会に向けて共鳴する。
Art meets Souls
10/29,30に全世界発信された後は、11/3文化の日に向けて具体的なマッチングが進められる予定だ。10月末からの6日間に向けて、日本社会は、ひいては日本人一人一人は成長を示せるか。
(※1)東北文化の日
http://tohokubunka.com/?page_id=540
(※2)宮城県石巻市復興を目指して
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/reconst/re_const.jsp
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
阪神大震災の時の記憶や、救援物資輸送ボランティア時の光景などを思い出して、何かできないかと必死に考えました。
色々な想いを集約するのが大変で、親記事の「二〇三三五」との繋がりを記載するのを失念しました。
8月末に「二〇三三五」の~番目のアイデアが実現化するという内容を補足して、読んで頂ければ幸いです。
どこまでが現実で、どこからが未来構想なのかが分かりづらいです。ホームページのリンクをクリックしてもアイデアらしきものが見られなくて「これは構想の部分?」と思いました。
確かに時系列の整理が必要ですね。特に近い未来の場合は。反省
未来の記事にあるURLなんで、現在ではまだ更新されておらず見えないですよぅ。
イメージサイトや映像を作るのもありですが、あえて補足説明無しで読者の想像力に委ねました。フォローツッコミまいどです。
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