商店街に本屋さんがオープン

介護予防のゲーム機やシェアキッチンレシピスーパーにたくさんの人が通うようになって活気が出てきた商店街に、昨年11月、今度は本屋さんがオープンした。

以前はこの商店街にも書店があったが、15年前に閉店したあとは本屋さんが無い状態が続いていた。
しかしこのところ商店街に賑わいが戻ってきたのを見て、35才の店主が出店を決めたという。店主はこの街の出身で、両親の近くで仕事が出来るため、東京の会社を退職して故郷に戻って来たのだそうだ。

本屋さんには、食べ物や飲み物を持ち込んで購入前の本を読むことのできるスペースがある。
また、この本屋さんでは入場料制と有料会員制の好きな方を選べるようになっている。
入場料制を選んだ場合、1回100円で入場できる。月に1、2回の利用の場合、こちらを選ぶ人が多いそうだ。有料会員制を選ぶと1か月500円で、飲食可能なスペースを使え、本の予約が楽になり、予約した本をざっと見たあとに買わないで返すことができる。

関連記事:
大手スーパー内の書店が有料会員制を導入
http://www.miraishimbun.jp/article/19075f58-af42-4ce7-ac09-53b571cfe76d

この街に住む32才の女性は、
「子供たちは小学校が終わると、おやつを持ってよくこの本屋さんに来ています。私と子供は有料会員です。主人は月に4回ほどの利用なので入場料を払って入っています。子供たちはたくさん本を読むようになり、集中力と落ち着きが出てきました。」と話している。

本屋さんのオープンにより、商店街には子供も含め地域の人々が毎日のようにやって来るようになった。立ち寄っては、お茶を飲みながら話して帰って行く。
本屋さんの飲食可能なスペースは、商店街のオープンスペースと接しており、地域の人も子供たちを見守れるようになっている。

最近は、物を買うのならば、口コミを見て評判の良い物をインターネットで買うのが良いという人が多い。
そこでこの商店街は、何を売るのかは考えず、かつての日本家屋の縁側のような役割を果たして、訪れた人々が自然にお金を使っていくような発展の仕方をしてきた。

このモデルは日本中に存在する、元気の無い商店街を活性化するひとつの方法として注目されるようになっている。街の中心部にある商店街が元気になることで、街の人口が増えていくことに期待も寄せられており、他の地域から見学に訪れる人も増えているという。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン