死後の世界?にトリップできる薬品開発

 国立死生観研究所は25日、臨死体験をすることによって死後の世界を体験できるという薬剤「デスエクスペリエンス」を開発したことを発表した。

 デスエクスペリエンスは、静脈に注射をすることによって1分間だけ意識のない仮死状態を作り出し、その後1分経過することで再び蘇生できるという、まさにいわゆる臨死を体験するための薬剤である。

 デスエクスペリエンスは、宇宙に次ぐ新たなフロンティアとして注目が集まっている死後の世界を安全に体験するために作られた薬品である。

 いわゆる臨死体験は1分間しかできないが、仮死状態では、意識が、脳の非常に速い情報処理を行う部分に移行しているため、被験者は10日間程度死後の世界に行った実感があるという。

 今のところデスエクスペリエンスの体験者は、開発者の1人である東清三郎(あずませいざぶろう)博士だけであるが、今後死後の世界を探求する希望を持つ、アカデミックな世界の人に順次体験してもらい、死後世界についての研究を進める計画だという。

 ただし東博士は、「宇宙の開発と同じく、この実験には危険が伴う。自分は安全性には自信はあるが、宇宙開発と同じく、事故の可能性というのはある。家族のいる人には決してお勧めしない。」と述べている。

 これまで、病気や事故の際だけに経験されてきた臨死体験が、本当に「実在」する死後の世界なのかどうか、などこの研究は大きな可能性を孕んでいる。

 一方で、この研究に対して懐疑的な見方をする専門家は、「臨死体験については20世紀後半に立花隆さんという人が研究したきり大した話題になっていない。結局あれは絵空事で、科学とは一線を画した世界だと見るべきだ。研究をすること自体馬鹿らしい。死後の世界なんてフロンティアでも何でもない。」と批判している。(未来新聞)

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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