「未来」を教えられる教師が不足~採用試験実施へ~

 文部科学省は19日、来年度から小中高で実施する新科目「未来」について7月以降、教えることのできる人材を探していたが、もともと「未来」を考えることに習熟している人材が教員免許保持者の中にあまりにも少ないことが夏休み中の調査で判明したため、「未来」については急遽一般から公募して採用試験を行い、その中から急遽採用することを決めた。
 
 同省では当初、直接「未来」について同省で講習会を開いて学習してもらおうとしたが、来年度からの実施にはとても間に合わないと判断し、公募することになった。

 教育評論家の小西恭子氏は、「これまで『来年の話をすると鬼が笑う』ということわざどおり、日本においては目の前のことだけに集中することが美徳とされてきたせいか、未来について教えることができる人というのはかなり限定されるようだ。普段から常に未来のことを考えている経営者、流行を先読みするクリエイター、想像力を常に駆使しているアーティスト、未来の商品やサービスをいつも考えている企業の企画部の人などが向いているのではないか?しかし、そういった人材が学校で教えることに魅力を感じるかどうか疑問の余地はある。公募したら彼ら以外にもそういうことに向いている人材が思わぬところにいるかもしれない。普段から目先のことにしか発想が及ばないような旧来型の人材ではもちろん教えることはできないだろう。」と話している。

 今回の採用試験は、未来についての知識、教養などを問う総合的なチェックシート問題の一次試験と、一次試験に合格した人を対象とする、未来についての4題の論文問題の二次試験が出題される予定だ。公募は10月1日~30日までの間で、試験は11月15日。合格発表は12月10日となる予定だ。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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