安否と元気の確認ができる、ゴミ収集システム

蛍谷村のウォーキングごみ袋miniもすっかり定着して、住民は毎日のようにゴミ出しに出かけるようになった。以前より筋力がついて、よろめきにくくなった、つまづきにくくなったという声も聞かれる。
そして今度は、ゴミ袋に貼る番号シールができた。これにより安否と、元気かどうかを日々確認しようというものである。

ウォーキングminiをはじめとする有料指定ゴミ袋は蛍谷村の商店やコンビニなどで売られている。そしてそれぞれの店に、店ごとに違う番号帯のシールが置かれている。
どのような仕組みなのかを確かめてみた。

記者がコンビニに着いてしばらく待っていると、女性のお客さんがゴミ袋とシールを買いに来た。シールの購入は初めてだそうだ。
この店には20から40の番号のシールが置かれている。店員は所定の位置に20と書き入れた葉書と、20の番号シール30枚を渡して、「この葉書の中に、お客様の安否を知りたい方のメールアドレスを書き入れて投函してください。葉書は蛍谷村の村役場に着くようになっています。」と話した。

葉書が村役場に着いた後、この女性が20の番号シールをゴミ袋に貼って収集に出すと、ゴミ収集をした職員は、タブレットPCを取り出し、その日の番号一覧表の中の20をクリックする。すると、登録した娘さんのメールアドレスに、ゴミが出されたというメールが届く。今朝もゴミを出すことができるくらい元気だったことが分かる。

普段と違ってメールのお知らせが来ないときには、家族が電話で確認する。シールを貼るのを忘れてゴミを出した、風邪で寝ていた、腰痛で動けなかった、などの理由が多いのだそうだ。

これまでもゴミの訪問個別回収と、その際の安否確認サービスがある自治体はあったが、出されたゴミで毎日元気なことを確認できるサービスはなかったため、遠く離れた地域に住む家族からは喜ばれているという。

シールは、100枚で500円、10枚入りは50円。
この店で20〜40のすべての番号のシールをそれぞれ別の人が買って村役場に登録し終わったときは、新たにどの店にも出ていない番号帯のシールをこの店に置いて販売するようになっている。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

ゴミで安否確認って意外と思いつかなさそうなアイデアですね!

ジョン・タイター (日付:

ありがとうございます。
お年寄りから「物を持って歩くことができなくなり、買い物をヘルパーさんにお願いしたいと思い、介護認定を申請した」という話を聞いて、元気でないとゴミ出しや買い物は難しいと感じたのがこの記事を思いついたきっかけです。

こでまり (日付:

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