75歳の独身の者です。
これまで一度も結婚せずにこの年になりました。仕事は編集者を10年前までやっておりましたが今は引退しています。
私はこれまで、結婚なんかしても時間と労力の無駄だと思って、付き合った女性とも一度も結婚せずに過ごしてきました。
そういう考えを持っていたので、今まで一度も結婚して家庭を持ちたいなんて思ったことはなかったのです。
でも、この前急に冷え込んだ日にふと思ったことがあるのです。
それは、私が結婚していたら今頃どうなっていたかということ。
たぶん、子や孫がいるかどうかわからないけれども、少なくとも数十年は一緒に連れ添った妻がいるはずです。そして、今までの人生を振り返り、懐かしむこともできるのでしょう。子や孫がいれば、彼らに会うことができる。それは更なる喜びでしょう。
確かに私には友がたくさんいるから、友達と過去を懐かしむことはできる。
でも、いくら親友であっても、本当に長い時間を一緒に過ごしたわけではなく、家族とはまた別の性質の関係性です。
結婚している友達に聞くと、連れ合いというのはまるで空気のような存在だと言います。別になんてことはないんだと。
それでも私には、その空気のような存在がいる友達がうらやましい。私には空気すらなく、さびしく朽ちていくのみなのです。現在の医学が私をあと25年くらいは生かしてくれるだろうけど、私ははっきりと今後悔しているのです。
もっと未来のことを真剣に考え、人の粗ばかり見ずに良いところを見出して、時間と労力を惜しまず結婚しておけば良かったと・・・
孤独な私の言葉を、若い皆さんに大事な教訓として伝えておきたいと思ってペンを取りました。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
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