国立健康長寿研究所は２７日、学習能力が高い人と、そうでない人の腸内細菌を比較した結果、前者の腸内細菌と後者の腸内細菌の性質を特定したと発表した。
同研究所によると、学習能力の高い人の腸内には、味噌などの発酵に使われる菌と同様の性質を持った菌が多く、逆に学習能力が低い人の腸内細菌は、腐敗菌が多かったという。
同研究所は、この結果は腸内細菌による代謝物が腸を通じて脳に移動し、影響を及ぼしていると推察している。そして、学習能力の高い人の腸内細菌を、そうでない人の腸に移植することによって、多くの人の学習能力を向上させることができるのではないかという仮説を立て、動物実験を来年早々には開始するとしている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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