社説:睡眠1時間時代をエンジョイする!

 いよいよ、日本でも睡眠1時間を享受できる環境が揃ってきた。

 これは単純計算すると寿命はそのままで、起きていられる時間を43%も伸ばすことができることを意味する(8時間睡眠を1時間睡眠にした場合)。

 子供の場合は成長の必要から1時間睡眠は無理なので、実際には30%くらい人生が実質的に伸びることになるのだが、それでも随分と長い延長だ。

 この技術によって、IPS細胞による臓器再生をする必要性も下がってくるだろう。3割も人生が伸びれば十分良しとする人は多いだろうから。

 さてさて、我々は既に近年、AI(人工知能)や、AIに連動した全自動3Dプリンターなどの驚異的発展によって膨大な余暇時間を手にし、ある意味その使い道に困っている状態になっていた。今回の睡眠時間短縮によって再び増えた人生の時間を一体何に使えばいいのだろう?

 しかし、案ずることなかれ。作家になる夢があった人は、その分を文筆活動に当てればいいし、もっと遊びたい人は遊べばいいし、仕事をしたい人は仕事をすればいい、というだけのことだ。

 もっとも仕事と言っても、今やたいていのことはAIや全自動工作機械、ロボットなどがやってしまうから、もはや趣味の領域だ。人間にとっての仕事というものが、生きるためではなく、生きがいそのものになってからもう5年以上が経過している。今日では、”生きる”ためだけの仕事は既に消滅していることは皆さんがご案内のとおりだ。

 さあ、思い切り、”人間”であることを楽しむ時代が来た!

 

 

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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