本屋さんの入場料システムが全国に広がる中、今度は大手スーパー内の書店が有料会員制を導入した。
きっかけはスーパーの"お客様の声"の中にあったこんな主婦の手紙だった。
「小さい頃から本屋さんに行くのが大好きでした。今も生鮮食品の買い物のついでに、つい本屋さんに寄ってしまいます。でも夕食の準備の前ですから5分か10分間です。もし入場料制になると短時間だけふらっと寄るのは難しくなります。むしろ、有料会員制にしてテーマパークの年間パスポートのようにちょこちょこ行っても、もったいなくない仕組みにしてください。」
今回、この書店で有料会員になると、こんな特典があるという。
・会員番号と本の名前を言えば、店頭でも電話でもすぐ本の注文ができる。住所や電話番号をその都度書かなくても良い。
・インターネットでも、会員番号と本の名前だけ入れればワンクリックで注文できる。
・注文した本が届くと、本を見ることができる。パラパラと本を見た上で買いたくない場合は、買わないことができる。この場合、本は店頭に置かれる。本好きな人が一度は読みたいと思った本は、そうでない本より手に取ってもらえる確率が高いからだ。
・飲み物や食べ物を持ち込んで購入前の本を読むことができる席を、いつでも無料で使える。
( 有料会員以外のお客さんはこの席を1時間100円で使える。)
会員の会費は月額300円でスタートし、一年間の利用状況を見た上で料金改定があり得ることを説明して、理解を得られた人に会員になってもらっている。
今後は、街の本屋さんは入場料制を、不特定多数の人が利用するスーパーやショッピングモール内の書店は有料会員制を採用する傾向になっていくかもしれない。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
私も本屋さんが大好きなのですが、記事を読んだり書いたりしたらますます行きたくなり、今も本屋さんにいます。野菜や魚を買いに行っても、つい2〜3分うろうろ、 新聞の切り抜きを持って行って本を注文することもしばしばあります。店頭にあればそのまま買えるのは、ネット注文よりも本屋さんが良いです。
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