史上最高齢の小学生であった福岡市に住む106歳の小学校6年生が死去したというニュースは全国に驚きを与えた。流石に100年間も小学生をするというのはレアケースであるが、それでも小学校6年生を2回するくらいの人ならクラスに1人か2人は見かける。しかし、今から100年前の2033年まではどんなに成績が悪かったとしても進級が中止されることはなく、6年間で小学校を卒業することができた。現在の制度は義務教育を修了しているにも拘らずそれにそぐわない低学力である人をなくすことを目的として始まったものだが、小中学校で何度も進級中止になってしまうと家族への影響も大きい。公立の小中学校は学費がかからないとはいえ、進学や就職はその年数だけ遅れてしまう。そうなると家庭の設計にも悪影響が出る。また私立高校では進級中止を経験している生徒は出願を認めないところが多く、進路の選択肢も狭まってしまっている。義務教育なので卒業できないからと言って中退することはできないし、中学校も卒業していない人を雇ってくれる企業などない。結婚もできずに親が亡くなってしまえば生活保護に頼るしかない。そう考えると、どんなに学力が低くても中学校までは必ず卒業させてくれた100年前までの制度は最低限の学歴を保障するセーフティネットとして機能していたのではないか。今こそ制度を見直すべきではないか。ところで、代わって日本最高齢の小学生になった96歳の男性だが、なんと1年生らしい。つまり一度も進級できていないのである。小学校1年生としては史上最高齢とのことである。こうなるといくら何でも可哀想と思う人も多いだろう。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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