学生が作る授業の動画

秋も深まったある日、大自然の中のフリースクールを訪れてみた。美しい紅葉の中で生徒たちが集まって動画を見ていた。
内容を見せてもらうと、同年代の学生が授業形式で解説をしていた。
動画を作ったこの学生に、スマートフォンのビデオ通話で取材をしてみた。

''動画を撮るようになったきっかけと、作った動画がフリースクールで見られていることの感想を教えてください。”

「動画投稿サイトで、よく面白い解説をしてる人、いますよね。あんな風にやってみたかったんです。でも紹介できるような趣味や特技もないので、学校の授業を解説してみたんです。その日に学校で習ったことをホワイトボードに書きながら話すんですが、50分の授業を50分で解説したら、見る人が徹夜になってしまうので15分くらいにまとめています。
やっていくうちに、授業中はどこを動画に入れるのかポイントをつかむ為に集中するようになりました。それから、自分が理解していないと、人が聞いて分かるように説明出来ないんですね。1回で理解するために真剣になりました。数学なんかは少し予習もするようになりました。そうでないとその日に解説するのが難しいんです。

こうして作った動画を投稿したら、フリースクールの人たちが見てコメントをくれるようになったんです!みんなで動画を見てる画像もよく送ってくれます。
先生の作った動画より、身近な感じがするし、ポイントだけで短いのが良いのだそうです。
すごいやりがいを感じるようになって、なるべく毎日撮りました。

あまり試験前の勉強もできなかったんですが、点数がどの教科も20点くらい上がりました。びっくりです。
フリースクールの皆さん、これからも頑張るので、ぜひクイズで勝ち残ってください!」

これは確かに、やりがいがありそうだ。授業を聞いたその日に再現するから記憶に残る上、遠く離れたフリースクールから自然の風景をバックにみんなのメッセージが届くのは、うれしいと思う。
このような学生の手作りの動画も、今後更に増えていくのだろうと感じた。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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