教育現場に未来投書を


春が待ち遠しい季節に、大自然の中のフリースクールにやって来た。
この日は、ちょうど月に一回のクイズが行われており、生徒達が3人ひと組で解く問題を解いていた。

問題の内容を見てみると、

"3人で話し合い、未来新聞の投書を3つ作成してください。
投書は、日本に海外からの難民が大勢やって来たことに対する内容を中心として、日付は、来年の2月22日としてください。
(1)難民受け入れに賛成の立場の日本人
(2)難民受け入れに反対の立場の日本人
(3) 世界のどこかの地域からの難民
の3人の投書を、全員で話し合って作ってください。(3)の人の出身地域や、(1)〜(3)の人の年齢、性別、職業の設定は自由です。

なお、この問題の採点はありません。解答は敗者復活戦で使います。
その際、内容ではなく文章や構成を他の生徒達が評価し、投票することになります。

ー 未来投書を書くことにより、 違う年齢、違う性別、違う環境にいる人の立場になって考えることができ、視野も広がり、思いやりも深くなります。 未来の架空の人について想像して書くので、現在実在する人物に迷惑をかけることもありません。同じ人物の意見を考えるときでも、3人いれば3通りの考えがあることも実感できるでしょう。ー

と、書いてあった。
この問題は、事前に配られている問題例集には無いが、このような飛び入りの問題もよくあるという。

記者も、未来新聞の投書を書くことによって、全く違う職業の人の立場で考えてみることができ、俳優さんが演じるときは、もしかしたらこんな風に感じるのかもしれないと思ったことがある。
教育現場で、未来投書が更に多く取り入れられると良いと思う。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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