エネッセ書店は28日、同社が行った約4000人の30歳~45歳の男性に対する調査の結果、過去に漫画を読んだ時間が長ければ長いほど、現在の収入が高いということが判明したと発表した。
この結果について、国立ビジネス研究所の双葉義勝研究員は、
「 現在においては漫画は教養の1つとなっており、誰もが読んでいる漫画を読んでいないと、ビジネスの相手との共通の話題を持ちにくく、コミュニケーションがうまく行かない。昔はゴルフや車の話題がビジネスで重要とされていたが、地球環境の問題もあり、現在ではゴルフや車を趣味にする人は少数派となっている。
また、ワンピースなどの漫画にはマネジメントに役立つストーリーが少なからず盛り込まれており、これを知っているか知らないかで上司や部下、同僚との付き合い方に差が出てきてしまう。
さらには、漫画による学習はスピーディなので、読んでいない人よりも読んでいる人の方が多方面に亘って教養があることが多い。現代は、各分野の情報があまりにも高度化しているため、漫画の分かりやすい絵と一緒に素早く学習していくことが肝要となっており、文字だけの本で理解していたら時間が足りなくなってしまう。
国際的視点から見てみると、漫画は日本の世界に誇れる文化であり、アジアには沢山の日本漫画で育ったビジネスマンが多く出現している。彼らとコミュニケーションを取るためにも日本漫画の教養がなければ話にならない。
これらの要素が複合的に絡み合ったことで所得の差が生まれたものと考えられる。」と述べている。
今や、「電車の中で大人がマンガを読んでいるなんて日本くらいだ。恥ずかしい。」などというドグマはなくなり、そのようなことを言う者は逆に教養のなさを暴露していると看做されるようになった。
むしろ平安時代の源氏物語などの絵巻物に端を発する日本の漫画は、教養人に必須のアイテムとしてその正統派としての地位を確立しているのである。
現在、ビジネスの世界で教養として理解が必要とされている漫画家を何人か参考までに挙げてみた。(以下漫画家の名前と代表作)
古典:手塚治(火の鳥、ブラックジャックなど)、藤子不二雄(ドラえもん)、赤塚不二夫(天才バカボン)、水木しげる(ゲゲゲの鬼太郎)、さいとうたかを(ゴルゴ13)
新古典:尾田栄一郎(ワンピース)、岸本斉史(Naruto)、井上雄彦(スラムダンク)、浦沢直樹(モンスター)、鳥山明(ドラゴンボール)
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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