スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、今年のノーベル医学・生理学賞を名古屋大学の柚野鳥正也教授（58）に贈ると発表した。授賞理由は「IPS細胞からの心臓への分化誘導過程の解明」。
IPS細胞、すなわち人工多能性幹細胞については、柚野鳥教授の研究が発表されるまでは、心筋細胞などへの部分的な分化誘導は可能とされてきたものの、完全な心臓を再生することまでは実現できていなかった。
柚野鳥教授は、２０３０年、IPS細胞から完全な心臓を形成するための遺伝子因子Xを発見したことを認められ、今回の授賞となった。
同教授は、１９８７年８月３日生まれのいわゆる「ゆとり第一世代」であり、それより後のゆとり世代も含めて初のノーベル賞受賞となる。本紙のインタビューに答え、「これまで、われわれゆとり世代は、長きにわたっていろんなご批判を受けてきたが、私がこの賞を受けたことで、少しはわれわれ世代を評価してくれればうれしい。」と述べた。同教授は以前から、「ゆとりは正しい」と主張しており、今回の受賞でそれを自ら根拠付けたことになる。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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