国立健康長寿研究所は27日、世界及び日本において生態系を乱すとされているいわゆるブラックバス(※1)から、食欲不振に有効な生理活性成分、「バスチモン」を発見したと発表した。
同研究所では、このバスチモンはブラックバスの中に大量に含まれており、ブラックバスの旺盛な捕食性はこのバスチモンが原因ではないかとしている。同研究所では、今後バスチモンについて治験を繰り返し、医薬品としての応用までこぎつけたいとしている。
また、バスチモンには若返りに強力に作用する成分が含まれている可能性がかなり高いとしており、今後若返り用途についての研究も行うとしている。
魚類評論家の大島フィッシュ氏は、「嫌われ者だったブラックバスから身体に有効な成分が出たというのは面白い。もしかして今後ガンに有効な成分なんか出てきたりしたら、生態系と人間の健康とどっちを取るのかというような議論も出てくるだろう。そうなったら外来生物法(※2)を改正してブラックバスを養殖するなんてこともあるかもしれない。」と述べた。
※1:ブラックバス:スズキ目・サンフィッシュ科の淡水魚のうち、オオクチバス属 Micropterusに属する8種(11亜種)の魚の総称
※2:外来生物法:特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(とくていがいらいせいぶつによるせいたいけいとうにかかるひがいのぼうしにかんするほうりつ、平成16年6月2日法律第78号)の通称。外来生物の規制および防除に関する法律である。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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