その噂は、ある日気がついたら小学生の間でいつのまにか広がっていた。それは「冷蔵庫女」の話だ。今年3月に公開された冷蔵庫ホラー映画「冷霊」をきっかけとして始まったようである。
冷蔵庫女とは、冷蔵庫の中に潜む女の霊で、古い食べ物、腐った食べ物がある冷蔵庫に住み着き、放っておくとどんどん人数が増えていくという。
そして、明るいところでは姿を隠すため基本的には見えないのだが、場合によっては姿を見てしまうこともあり、その場合には決して目を合わせてはいけないのだ。
目が合ったら、必ず冷蔵庫女は、「これ、食べていい?」と質問してくる。その質問に対して「うん」と言えばすぐに冷蔵庫の中から手が伸びてきて食べられてしまう。一方「だめ」と答えると「ぎゃー」と叫びながら人数が倍に増えてしまう。そして答えず無視して冷蔵庫を閉めた場合には次に開けたときにすぐさま食われてしまうのだ。
この噂が広がって以来、子供たちは常に冷蔵庫の中の食べ物の消費期限にやたらに気を配り、1日でも過ぎようものなら母親にそれを捨てるよう頼むようになったという。
日本では有名な「口裂け女」の話が約50年近く前に大流行したが、今回の「冷蔵庫女」の噂がどこまで広がるか、注目されている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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