アルティメット商事に今年入社したばかりの新人営業の岡山久美子（仮名・２２歳）は、毎日６時になると渋谷の某声優学校に行く。
というのは、この会社では「営業たるもの、顧客をうっとりさせるくらいの声が出せるのが基本だ」ということになっているからです。
岡山は、最初は「なんで声優の勉強なの？」と疑念を抱いていたが声優学校に通ううちに、その意味が分かってきた。声優のような声でお客様に話しかけると反応が異様に良いことが分かってきたのだ。
確かに考えてみれば声優というのは声だけで勝負している職種で、声を聞いている人がいい気分にならなければ通用しない世界だ。しかし声優のスキルが営業のスキルに使えるとは岡山には想像もできなかった。
もちろん、このように声優としての修行を研修に取り入れている会社はまだ少ない。しかし、成果が上がることが分かれば今後急速に広がっていくことが予想される。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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訂正：からです→からである
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