2011年の東日本地震とそれに伴う津波によって原子力発電に対するエネルギー政策の見直しが行われてきた。そうした流れの中、これまで無駄に捨てられてきた人力を有効活用しようと、東京都や大型レジャー施設、交通機関などが出資する第三セクターの東京人力株式会社(Tokyo Jinryoku Corp=TOJIN)の千鳥ヶ淵発電所が操業を開始した。
この千鳥ヶ淵発電所は皇居周辺をランニングする人たちのエネルギーを有効に利用し、持続可能な社会の形成を目指している。そのため、千鳥ヶ淵に建設された発電所には50,000台のランニングマシンが設置され、ランナーがそのマシン上を走ることで発電する。もちろん、実際に走るのと同じ感覚になるよう、マシンの前には皇居周辺の映像を映し出す3Dスクリーンが設置されている。
この発電所について、皇居ランナーたちに聞くと、「最近は皇居ランナーが増えすぎ、走りにくかったが、これなら安心して走ることができそうだ。それに天候に関係なく、24時間、いつでも走ることができるのもうれしい」と好評だ。 また、発電に協力してもらうために発電量に応じた都民税の減免処置があり、申込み者は会社の予想を上回っている。
さらに、東京マラソン、青梅マラソン、さらには東京オリンピックのマラソン競技もこの発電所で開催されることが決定している。
東京人力では千鳥ヶ淵発電所事業の他に都内の各駅、テーマパーク、ライブハウス、お化け屋敷など多数の人が移動することで生じる振動や絶叫、悲鳴で生じる波動を振動発電機に伝え、電気に変換する事業もスタートしている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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