トヨタホームが住居ドッキング車つきマンションを発売


 近年、アルティメット自動車(株)から発売された京スペシャルが人気だ。和室仕様の電気自動車がそのまま家の1階にドッキングでき、家が広く使えて、家と車の間の移動がスムーズな点が人気の理由だ。

 ここにきて、自動車メーカーの最大手、トヨタ自動車が「家ドッキング車」に乗り出した。トヨタ自動車が発売すると発表した車は、ハイブリットカープリウスの「家ドッキングバージョン」とも言える「プリウスワゴンH」だ。Hはハウスの頭文字だという。

 プリウスワゴンHは、京スペシャルと同様、後面が垂直になっており、後面は1.6x1.6m大の正方形だ。通常のトランクに相当する後面の扉は、通常の車と同様、上方に上がる開閉式だが、上方に上げた扉が車の上面を伝って前方に移動できる。アルティメット自動車(株)のような両開きよりも単純で、車内が広く使える点が売りだと言う。

 プリウスワゴンHは、汎用性を考えて和室仕様ではなく、通常のワゴン車と同様、トランクが広いものの、座席はシート式だ。ただ、後部座席が後方に180度回転することが可能な点がユニークだ。すなわち、家にドッキングしたときに、後部座席が家側からソファー代わりに使える。

 同時にトヨタ自動車は、提携するトヨタホーム(株)から、プリウスワゴンH仕様のマンションを中京地区で発売した。同マンションは3階建てで全て南向き、北側には3階まで上がれる車の通り道がある。マンションは各階10戸の全30戸からなるが、どのマンションも北側に駐車場がついている。各戸の駐車場には、地面に、よくあるビルの機械式駐車場と同様の、鉄板がついている。

 トヨタホーム(株)の説明によると、「京スペシャルでは、車を家に接着させる際に、cm単位の駐車技能が必要だった。が、ウチのマンションでは、鉄板に車を止めて、車内のリモコンスイッチを押すと、車の左後方上のセンサーと、家の窓の向かって右上のセンサーが反応して、鉄板の微妙な位置の不具合を感知する。その後、家の窓のシャッターが上がり、鉄板が左右に数cm移動して、さらには鉄板が後方に移動して家にドッキングする。家を出るときはこの逆で、ワンタッチでシャッターが下りる」とのことだ。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

5段落目の「どのマンションも」は「どの住居も」とすべきでした。訂正します。

Edward (日付:

ディテールに至るまで行き届いた記事だと思います(^^)

未来大陸 (日付:

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