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観光庁が観光ソムリエの認定へ

 国土交通省所轄の観光庁は今日、観光ソムリエを国家資格として導入、認定していくことを発表した。観光庁はちょうど5年前の本日、観光振興のために設立された。5年を経て、今後は広く民間人の知恵を集めていくために新たにソムリエの資格を導入すると決めたとのことだ。これまでは「奈良観光ソムリエ」などの地域が認定するソムリエが時折、見受けられたが、国が指定する観光ソムリエは我が国で初めてのことだ。

 さらに今回のソムリエ資格のユニークな点は、試験を受けて認定されるのみならず、試験の受験資格として、観光地に実際に行ったことが必要とされる。ソムリエ希望者は観光庁で自分の写真つきのスタンプカードを入手して、実際に観光地でハンコを押してもらうことになる。ハンコ代わりに、明らかにその観光地に行ったと証明できるような自分の写真を添付しても良い。

 なお、観光ソムリエは、温泉、スキー場、海、名所旧跡、神社仏閣、花火、お祭り、国立公園など10のサブカテゴリーに分かれており、カテゴリーごとの資格となる。各カテゴリーで約50~100の観光地が指定されており、うち半分以上に行った者が受験資格を得る。例えば海の場合には、環境庁の選定した「快水浴場百選」が対象となる。3カテゴリーを制覇したらアドバンスド観光ソムリエとして銅バッチを、6カテゴリー制覇で観光ソムリエマスターとして銀バッチを、全10カテゴリー制覇で観光ソムリエグランドマスターとして金バッチを獲得することができる。

 観光ソムリエには今後、観光庁主催の諮問委員会の委員になってもらい、より良い観光地を作っていくための意見を求められ、国策として反映させていく予定だ。また、観光ソムリエが民間のツアコンを務める場合でも、資格に応じたプロとしての待遇が保証されていく。観光庁では、観光ソムリエを目指すという目標を多くの人に共有してもらうだけでも、日本全体の観光が盛り上がり、生きがいを見出す人が増えることを期待している。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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