10日、東京人力株式会社は人力飛行機「Huma-1」（ヒューマ・ワン） の一般販売を開始したと発表した。
これまで、人力飛行機といえば、搭乗者の体力の限界までこぐことで飛行せざるを得ず、実用性は皆無だった。しかし、この人力飛行機「Huma-1」は1人乗りの電動アシスト式で、小型、軽量、高効率のバッテリーを搭載しており、非力な女性でも、1回の充電で2時間程度の飛行を楽しむことができる。
また、エンジン式ではないため、騒音も少なく、都市部での飛行にも最適だ。
離着陸に必要な滑走路も短くてすみ、少子高齢化で廃校となった都市部の小中学校のグランドを利用した再開発事業も計画されている。
試乗会に参加した世田谷区の主婦、大空翔子さん（43）は「思っていたより、力が要らず快適な空の散歩を楽しめました。発売されたら、ぜひ、購入したいと思っています」と語った。
本体価格は198万円。その他、強制保険など諸費用が約25万円。
なお、東京人力株式会社では、来年度中に3人乗りの人力飛行機「SORA-RIKISHA」（の発売を検討している。3人乗りにすることで、人力車のように観光や簡易タクシー用途に使用だと考えている。東府電鉄では東京スカイツリー周辺での運用を検討している。
ただし、3人乗りとした場合、客席の2人も「こぐ」必要があるため、ビジネスが成立するかどうかが大きな課題となっている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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