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首相、韓国が中心だからこそ「日本海」呼称を

 韓国を訪問中の野田首相は昨日、ソウル大学で講演し、首相として初めて「日本海東海呼称問題」に触れた。日本海東海呼称問題とは、20世紀末から韓国が主張している、従来から日本海と呼ばれてきた海を東海と呼称する提案である。わが国首脳はずっとこれを黙殺してきたが、日韓友好を論じる中で避けて通れないために話題としたようだ。

 首相は、海の呼称は古来、文明の中心地域から辺境地域の方向を指して名づけられてきたと論じた。すなわち、米国の南の湾を「南湾」と呼ばずに「メキシコ湾」と呼んだのは、北米では米国が中心地であり、「メキシコ湾」とは辺境のメキシコ方向にある湾を意味していた。また、インドの南の海を「インド洋」と呼んだのは、インドが中心であったためではなく、大航海時代の欧米人から見ると、貿易の材料となる香辛料などが多い辺境のインドに向かう海だったからだと。

 韓国側は従来、「日本海」の名称が支配的になったのは、20世紀前半の日本の帝国主義・植民地主義の結果であると主張してきたが、首相は古くから「日本海」と呼ばれてきた資料を説明し、今回、「古来、東アジアでは中国が中心であり、極東に限っては中心に近い韓国から辺境の日本を望んだ海であるため『日本海』である」と主張し、この呼称問題を解決して、今後の日韓友好をさらに進めていくことを提言した。

 今回の首相の講演に関して、わが国の識者からは「さすがは歴史通の野田総理だ」、「韓国へのリップサービスを含みつつ、うまく呼称問題を解決した」との好評の声が挙がった一方、「外交の場でこうしてへりくだることが、新たなつけこみを誘発しかねない」との懸念の声も聞かれた。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

こりゃあ素晴らしいですね。韓国の自尊心をくすぐり説得し、大事な部分を守っています。野田総理もこんなに愛国心があり頭が回れば良いんですけどねぇ。

AI (日付:

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オラクル (日付:

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オラクル (日付:

AIさん、オラクルさん。お褒めいただいて光栄です。
自分の思いつきがどれほどのインパクトがあるかを確かめる意味でも、記事を書いて投稿して評価を見るのは楽しみですね。

Edward (日付:

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