34歳女性と26歳男性の投書を読みました。
私もウソ発見アプリを自分に試してみたら、ほとんどの発言についてウソ度が高かったのでショックでした。
しかしそこではたと気づきました。よく言われる「本当のこと」ってなんなんだろうか、と。
ある一つの事象について考えてみると、A面とB面の両方が必ずあります。いや、複数の面があることも少なくありません。どの面から切り取って正直なのかウソなのか、誰の立場から見て正直なのかウソなのか、ぜひ考えてみて下さい。
ただ、あまりに厳しく思考すると頭髪に影響するのでほどほどにして下さい。
このアプリを使うときには、非常に具体的で、かつ結果が「AかBか」どちらかになるようにアプリに合わせて質問を工夫する必要があると思います。
34歳女性のご主人に対する質問がこのアプリには適しています。部長と一緒に飲んでいたのか、そうでなかったのかを突き止めるための質問群は、結果的にご主人が部長と一緒ではなかった可能性が非常に高い、ということを導き出しました。
26歳男性のいわゆる人格や主義に関する質問は適していないと私は思います。なぜならそういうことは多面的な問題であり、機械が判断できる範囲を超えていると考えるからです。
人は、機械が調子よく都合よく動いてくれる間は「なんて賢いのだろう」と愛情を感じますが、自分の思い通りにならなくなった途端「壊れた、捨てる」と言うものです。そんな身勝手な人間の複雑で多面的な要素を簡単なアプリで全部判断できるわけがありません。そう思いませんか。
正直度100%と出ても、鵜呑みにして喜んではいけない、違う立場から考えるとどうなのか、ということを常に意識しておくべきです。
また、本格的なウソ発見器は声だけでなく発汗量や血圧、脈、目の動きなども総合して判断するそうですから、声だけでは全てを判断することは不可能です。ですので、34歳女性がおっしゃっている「嘘をつきようがない時の声」というのも結局声だけでは判断できません。妻への挨拶も面倒くさいと思いながらも機械的に口を動かし「おはよう」と習慣の一つとして、単なる音として発しているだけかもしれないからです。人とはそういう気持ちのこもらないこともやってのける、恐ろしい動物なのです。
つまりこのアプリは、人が発した言葉と気持ちが100%合致してることなんてめったにないから、言葉だけを信じてはいけないという警鐘を鳴らしているのです。それが目的なのです。
これに気づいたとき開発者の奥深さに思わず合掌してしまいました。
ただ、声を発することのできない人にこのアプリで判定はできませんから、ユニバーサルデザインの点から鑑み、もっともっと改良するべきだと私は考えています。
次のバージョンアップに期待したいです。私も自分の気持ちや人の気持ちの正直度、ウソ度を正確に知りたいです。そうすれば気持ちのすれ違いとか勘違いとかなくなって快適な社会になると思います。
26歳男性には、彼女のことを愛しています、の正直度が上がるように、これから努力してもらいたいです。
折々でこのアプリで試して、正直度が上がるようにすればよいのです。
その努力のバロメーターとして使えば問題解決になると思い、投稿してみました。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
投稿者プロフィールは
24歳・女・大学院生(哲学科)
です。
本質を突いてますね・・・26歳の男性が「努力」をすることで彼女を愛せるかどうかについては一抹の不安が残りますがw
なせばなる。
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