渋谷区在住のサバイバル武田氏は19日、渋谷の街頭で演説し、今までの既成政党とは全く異なり、「日本が生き残ること」を党のスローガンとした政党「日本サバイバル党」を立ち上げると表明した。
同氏は、「日本においては、『シャッター商店街』とか、『ネカフェ難民』なんていう言葉が出回っているところにリーマンショックが起きて大変な経済状況となり、自民党も民主党も全く有効な手が打てなかった。そして日本の未来を皆が憂えている中で今回の震災が起き、私たち日本国民は、リアルに『生き残る』ことが最も重要なことであると思っている。こういう状況においては、全ては、『それは生き残りにつながるか否か?』の価値観で判断すべきだ。
原発については、いろいろと議論はあるが、根本的に反対だ。もともと経済的な理由から原発を選択してきていたわけだが、結局今回の震災では、経済的には20兆円以上の損失を出した上、かけがいのない命を何万人も失った。このまま原発を続けたら、これから何回こういう目に会うか想像もできない。要は原発は、経済的にも損な選択であり、我々の生き残りには害しかない。
もちろん、現実的選択枝として直ちに全ての原発を止めることは約束できない。しかし、犬吠崎などを中心に風力発電を順次設置し、太陽光発電を推進し、さらには地熱発電も併せて、自然エネルギーの利用を進め、これから3年以内に国内の原発を全て停止したい。
その他、教育、移民、農業、工業など全ての分野の問題について『生き残り』戦略を実施し、一部の特権階層ではなく、国民全てが生き残れるような方向性に大きく舵を切って行く。」
と述べ、日本再生、ではなく日本生き残りへの信念を明らかにした。
今後は、地方選挙だけでなく、国政選挙においても大量の立候補者を送り込み、近々行われる可能性が濃厚となってきている衆議院の解散総選挙において100議席以上を獲得する予定であるという。
ドイツにおいても、3月下旬の南部バーデン・ビュルテンベルク州議会選挙において、福島第1原発の事故を受け反原発世論が高まる中、環境政党・緑の党が得票率24・2%で第2党に躍進しており、日本サバイバル党が今後の政局をめぐって台風の目となる可能性もある。今後の動きが注目される。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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