国会議員になるためには本人、家族、親戚、後援者を始め、社会全体が莫大な時間やコストをかけている。にもかかわらず、任期が来れば、自動的に「タダの人」になり、それがいやなら再選のために選挙活動に奔走しなければならない。
そのためには、新たにコストをかけて再選のために奔走しなければならず、その間は議員としての活動も疎かになりがちだ。
そうした批判などを背景に、来年度から国会議員定数の2割を終身制とすることが決まった。もちろん、一度、選ばれれば天に召されるまで何もしなくても代議士のままと言うのは問題だという批判も多い。しかし、終身国会議員となることで、目先の改選などに惑わされず長期的な視点で一生を国政に捧げることができるというのが最大の狙いだ。
また、有権者は従来の任期制であれば、とりあえず投票をしてみて、少しでも気に入らなくなれば、次の選挙では別の候補に乗り換えれば良いという気軽さがあった。だが、終身制となれば、長期にわたって国政を任せて良いかどうかを考えないと、大変なことになるという緊張感のある国政参加が可能となる。
なお、終身国会議員は本人の希望によりその資格を返納することが可能である。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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現状では誰を選ぶか、相当に吟味する必要がありそうですね。
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