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扇風機が全国的に品薄

東日本大震災による東京電力の福島第一、第二原発の事故に続いて、中部電力の浜岡原発も停止したため、今夏の電力供給量が全国的に不足するのが確実な情勢の中、節電のための扇風機の需要が急増し、6月中旬の段階で既に全国的に品薄となり、各地の家電量販店で普及品の扇風機については「1ヵ月待ち」などの表示が出ているケースが増えている。

 これまで、エアコンの普及によって需要が低迷していた扇風機だが、節電という新たな目的によって息を吹き返したことになる。

 福岡市の主婦(42歳)は、「うちは家に一台しか扇風機がなく、寝室でしか使えなかったので、先月の暑い日に居間用の扇風機を購入しておいた。今は扇風機はもうなかなか買えないらしいので良かったと思う。福岡は暑いのでもう一日中回しっ放しだ。」と述べている。

 今回の需要増で特徴的なのは、各部屋に扇風機を装備しようという動きが目立つこと、及び、北海道を含む全国で扇風機が飛ぶように売れているということだ。電力供給が止まってしまえば、企業の活動が制限され経済に深刻な影響が出るため、家庭では節電を本格的に行おうという人々が増えているようだ。

 3万円台のダイソンやバルミューダといった高級扇風機の在庫はまだある店が多いが、エアコンに近い値段にはさすがの節電志向の人々も躊躇している模様である。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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