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サーフィン漫画が隆盛

このところ少年漫画誌に、サーフィンをテーマにしたり、サーファーを主人公にした漫画が連載ラッシュになっている。昨今の猛暑もあり、海水浴客が増えて海への注目が高まったことも関わりがあるが、昨夏の東京オリンピックでサーフィンが初めて採用され、成功裏に終わった影響が大きい。これまではマイナーでチャラいと思われていたスポーツだが、爽やかな少年漫画にマッチしたイメージが出来つつあることが背景だ。

少年ジャンボ誌に好評連載中の「虹のカットバック」は、スポーツカメラマンを父にもつ小学生男子が主人公だ。父が撮影した、カットバックと呼ばれるサーフィン技を虹の中で決めたプロサーファーの写真に惚れて、主人公がサーファーを目指す物語だ。サーフィンのメッカ、千葉の九十九里に家族で暮らしつつ、ライバルのサーファー少年たちと切磋琢磨して上達する姿が見どころだ。

また、少年マンデー誌に先月から連載が始まった「ピヨピヨマリン」は、サーフィンを始めたばかりの高校生たちがやらかす、海でのギャグ漫画だ。担当編集者によると、いろんな失敗をやらかす過程を見せることで、サーフィンへのとっつきやすさを開拓しているという。もっとも、本当に同漫画でやっているような、ボード裏返し技などの行為を海で集団でやると、迷惑がられたり、場合によっては事故につながる。ただ、あくまでのギャグ漫画であるため、それを真似してしまう人はいないだろうとのことだ。

これまで、サーフィンをテーマにした漫画はほとんど無かった。横浜でサーフショップを営む小森力さん(57)は言う。「我々の世代では、高校生くらいから、女にモテそうだからサーフィンを始めるなんて奴はたくさんいましたよ。でも、今の若い男は草食化なんて言われて、異性にも遊びにもガツガツしない。せめて漫画からでも、サーフィンの世界の楽しさに入ってもらいたいものですね。でも、湘南の海が初心者で激混みになるのは嫌だから、サーフィン漫画がはやるのも痛しかゆしというところです。」

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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