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5本指シューズで陸上世界記録続出:ロンドンオリンピック

 昨日閉会式を終えたロンドンオリンピックだが、今回もっともインパクトがあったのはなんと言っても、陸上の個人100メートル、200メートル、400メートル、110メートル障害、および団体400メートルリレーの男女全ての競技において驚異的な世界新記録が生まれたことだ。

 この背景には、つま先が5本指に分かれている5本指シューズが今オリンピックで初めて登場したことがある。世界記録を出した選手は、全て5本指シューズをオリンピック競技当日に突然持ち出して、圧倒的な記録を出している。専門家によるとこれは、5本指シューズだと、5本の足の指の力を全て地面に伝えることができ、より強い推進力を得られるからだという。

 水泳において2008年に登場したSpeedo社のレーザー・レーサーが世界記録を連発し、その後2010年には使用が禁止になったことが今回の事から想起されるが、5本指シューズについては、どのような扱いとなるのか注目が集まる。
 
 この点について陸上競技に詳しい、三宮牧水氏は、「レーザー・レーサーの場合は身体を不自然に締め付け、未成年の健全な成長を妨げるなど良くない点もあり、問題が多かったが、今回の5本指シューズの場合、もともと人間が5本指であることを生かした、より自然なものであるため、規制するのはおかしいと思う。」と述べた。

 今回の5本指シューズによる世界記録連発により、全てのシューズメーカーが5本指シューズ開発競争が起こるのは確実と見られ、5本指シューズがスポーツシューズの標準となる可能性がかなり高いと見られている。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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