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通学中の子供を変質者から守る「ゼコム帽子」発売

 大手警備サービス会社のゼコム(本社:東京都渋谷区)は20日、通学中の児童がかぶることで防犯となる、ビデオカメラ内蔵の帽子、「ゼコム帽子」を今月中にもリリースすると発表した。この帽子をかぶっていると、その正面視野が自動でビデオ撮影され、担当地域のゼコム支社にリアルタイムで転送される。したがって、変質者・不審者が話しかけても、その本人の顔が瞬時に判明してしまうため、そういった犯罪を予防できるだろうとの期待が込められている。

 背景には、約1年前に岡山県倉敷市で起こった、小5誘拐監禁事件がある。同事件では、変質者が、女児を自宅近くの路上で連れ去る際、刃物のようなものを突き付け、「殺すぞ」と脅していたことが判明している。同事件では、たまたま目撃者からの車のナンバー提供などで足がついたが、そうでなかったら女児が行方不明になってしまっていた可能性も考えられ、世の親たちを震撼させた。

 ゼコムの担当者によると、万が一、この事件と同じような事態に遭遇したとしても、顔から速やかに犯人が判明するだろうし、同帽子をかぶっているだけでも、変質者は犯罪を躊躇するだろうとのことだ。ちょうど、ゼコムのステッカーが貼られている家には泥棒が入ることを躊躇するように。

 同帽子は、目に入る風景を全て、リアルタイムで転送してしまうため、プライバシーや個人情報保護の観点から、同帽子をかぶることは登下校中のみに限定されることになる。例えば、同帽子をかぶったまま、女児が女子トイレや銭湯の女性浴場に入ることなどは厳禁となることが契約時に申し渡される。同帽子の利用には、初期費用が3万円、後は月々で契約金が8千円かかるという。それでも、多くの需要が喚起されるだろうと、担当者は自信のほどを示している。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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