昨年、オーストラリアの砂漠に人類史上初めて宇宙人の調査団が到来したことは記憶に新しい。この宇宙人はケフェウス座の方向にある太陽系外惑星の出身で、平均寿命は何と40億年だという。調査団には150人のメンバーがいるが、その最高齢は50億歳。これでも地球人の年齢に換算すると100歳前後だという。彼の名はイベルシオン・メサさんである。未来新聞ではこの度、メサさんに単独インタビューを行うことができた。メサさんは5億歳の「子供」だった今から45億年前にも太陽系を訪れており、月が誕生する原因となった原始惑星の地球への衝突、ジャイアント・インパクトを目撃している。以下はメサさんの話の要約である。
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私は小学生のころ、今は亡くなってしまった(生きていれば72億歳になる)父と、2億歳年下の弟と一緒に自家用宇宙船で太陽系を訪れた。太陽系を訪れて1週間ほど経ったある日、金星軌道付近を航行していたら助手席の窓が突然見ていられないほど眩しく輝いた。あれは何だと父に尋ねたら、恐らく大きな天体同士が衝突したのだろう、と答えてくれた。見に行きたいと言ったが、父は危険だと言って断った。それでももう少し近くから見られないのかとせがんだところ、巨大天体同士の衝突なんてなかなか見られないことだということで、ある程度近づいてくれることになった。段々と光が大きくなっていき、ついに面積を持った天体として見られるようになった。到着すると、それはやはり巨大天体同士が衝突したところだった。大きな原始地球が衝突の衝撃によって大きな火の玉となっており、衝突した原始惑星の破片がその周りを猛スピードで周回していた。この光景は忘れることができない。父はこれが1か月ほどの間になって地球の衛星になるだろうと教えてくれた。衛星になるところまで見届けたかったが、残念ながら翌日には帰路に就かなければならなかった。地球は私にとって非常に思い入れのある天体で、そんな天体に知的生命が誕生し、我々と会ってくれたことはとても嬉しい。これからも、地球の人類には環境を大切にしながら末永く続いてほしい。
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やはりジャイアント・インパクトを実際に目撃した宇宙人の話には説得力があった。ジャイアント・インパクトによって誕生した月は、地球の生命にも重要な役割を果たしている。今夜から、月を少しだけ違った思いで眺めることができそうだ。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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