• « 親記事(前の記事) /
  • この記事に親記事はありません

「天井1枚板」住宅で広い居住空間が実現

 従来、わが国の木造2階建て住宅では、1階の天井と2階の床の間に約30cmの距離があることが当たり前であった。1階の天井裏には電気の配線や水道の配管が通り、またあまり意味のない防腐剤や乾燥剤などの詰め物が置かれていた。天井裏の存在理由は他にも、2階の物音が1階に響かないためというのもあった。

 が、こうした天井裏の存在は、住空間が狭くなるというデメリットにもなってきた。都会などでは地価が高く、北側斜線や高さ制限があるなかで狭小敷地を最大限に活かす必要性が高い。そのため、「究極のものしか扱わない」がスローガンのアルティメット住宅では、この30cmを10cmまで縮めた、「天井1枚板」住宅をこのほど開発、発売した。

 同住宅では、1階の天井裏は存在せず、内部に防音剤を詰めた厚さ10cmの1枚の板で、1階の天井と2階の床を構成する。「1枚の板」とはいえ、厳密には防音剤をサンドイッチ状にはさんだ2枚の板であるが。電気の配線や水道の配管は、最小限にとどめて、「1枚板天井」内に組み入れることになる。

 これにより、20cm余った高さで、1階の天井高を10cm高くして広々とした住宅に出来る。あるいは1階の天井高を従来通りにとどめた場合、階段の上り下りが20cmぶん(1段ぶん)短く済み、加えて3階ないしは2階のロフトの高さを20cm高くできる。

 同社広報は言う。「うちの1枚板では、1、2階間で音が響かないので、従来の住宅とほとんど同じ住み心地で、なおかつ限られたスペースを最大限に活用できます。従来の天井裏は存在理由はほとんどなく、これからは廃れていくでしょう。」

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

以下のように一部訂正します。
×:1階の天井高を10cm高くして
○:1,2階の天井高を10cm高くして

Edward (日付:

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン