温暖化が過去の予想を遥かに超えて急速に進み、日本が亜熱帯化し、また、エネルギー危機が深刻化する中で、ビジネス界において「スーツ」を排除しようという動きが活発化している。
関東と関西の主な経済団体２つが揃って、加盟している企業に「脱スーツ」を提言し、また、環境省も環境保全のためには、エアコンが必須となるスーツは百害あって一利なしであるとして、早くスーツをやめることが持続可能な社会実現のために必要不可欠という見解を発表している。
スーツは既にビジネス界においても、「欧米を真似していた時代の名残に過ぎない。」とか、「スーツを着ていることはすなわち、時代遅れの発想で動いていることの証拠。」などの意見が主流となってきていたが、今回の動きによってさらにスーツが排斥されそうだ。
確かに、元々欧米の服であり、日本人が真似する理由はない。あのインドのガンジーも最初はスーツを着ていたが、途中から一切着なくなった。そもそも日本の高温多湿の気候にスーツは全く不適当である。またスーツを着ると、自由な発想がなくなりクリエイティブでなくなってしまうという、今の時代では重大なハンディを負うことになると言われている。
「ではビジネスの場で何を着ればいいのか？」という質問がここで出てくるかもしれない。しかし、もう既にこのような型にはまった質問自体、時代錯誤である。
それぞれの個人が、自分が良いと思う服装を着ればいいのだ。そういう自覚が全てのビジネスマンに必要な時代になった。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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