プロ野球の臨時オーナー会議が10日、東京都内で開かれ、ここ数年の懸案であったドラフト会議の改革案がまとまった。従来、ドラフト会議(新人選手選択会議)で指名が重複した場合には、抽選で決められてきた。が、抽選というシステムは公平なようでいて、不公平だとの批判がここ数年、大きくなってきている。当該選手に対して数年にわたり接触してきた思い入れの強い球団も、そうでない新規参入の球団も、同じラインで扱われるためだ。
そこで、当該選手に対する思い入れの強さを、金額で表明していくセリ方式で決める案が支持された。セリの金額は原則、当該選手に対する契約金とされる。ただし、同契約金と同額を、競合球団にも「競合放棄金」として支払うことになる。例えば、Aという選手に対してある球団が1億円でセリ落とした場合には、A選手に1億円の契約金を払うことになり、なおかつセリに最後まで競って降りた球団にも1億円を支払うことになる。
この新システムによって、思い入れの強さを金額で表明できるだけでなく、金満球団ばかりが思う通りの選手をかっさらうことを防ぐこともできる。なぜなら、競合放棄金を手に入れた球団のほうは、その金額を次のセリで用いることができるからだ(ドラフト1位競合で負けた場合に2位競合で使うなど)。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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